落語楽 - わかりやすい落語の噺 -

落語の噺を綴ってます

ま〜も

【落語】味噌豆(みそまめ)

「定吉、定吉!」 「へ~い。お呼びでございますか?」 「ちょっと台床へ行って味噌豆が煮えたかどうか見てきておくれ。」 「へい、わかりました。」定吉は、台床へ行き、鍋のフタを取り、扇をしゃもじ様に広げ右手に持ち、左手に器を持ち、味噌豆をよそい、…

【落語】目黒のさんま(めぐろのさんま)

殿様が目黒まで遠出した際に、家来が弁当を忘れてしまった。殿様一同腹をすかせているところに嗅いだことのない旨そうな匂いが漂ってきた。殿様が何の匂いかを家来に聞く。家来は「この匂いは下衆庶民の食べる下衆魚、さんまというものを焼く匂いです。決し…

【落語】まんじゅうこわい

暇をもてあました若者が数名集まり、怖いものを言いあっていく。 それぞれ「クモ」「ヘビ」「アリ」などと言う中で、"みっつぁん" という男が「くだらないものを怖がるとは情けない。世の中に怖いものなどあるものか」と言う。 他の男が「本当に怖いものはな…